自然研究路2・山上川沿い散策

かじかの滝
  • エコミュージアム北側より林に入る

    洞川自然研究路2ハイキングスタートです。今回は、洞川自然研究路1の最終地点「エコミュージアム北側」からスタートです。
    杉林の中を少し歩くと、前方の道が急に細くなります。右折する太い道は、私道ですので間違えないようにして下さい。

  • 橋を渡る

    小さな橋を渡ります。(橋の写真は、振り返ったところです。)

  • 蟷螂(トウロウ)の岩屋

    蟷螂(トウロウ)の岩屋 蟷螂(トウロウ)の岩屋 蟷螂(トウロウ)の岩屋 蟷螂(トウロウ)の岩屋

    蟷螂の岩屋は、大峯山修験道の一の行場として、古来より洞窟内で修行が行われて来ました。周辺の川は、碧く澄んだ淵となっています。

    苔の林 コウヤノマンネングサ コウヤノマンネングサ

    再び橋を渡り、川沿いの林の中を進みます。周辺には、コウヤノマンネングサなど苔が沢山見られます。

  • 石灰岩の白い岩

    石灰岩の白い岩 石灰岩の白い岩 石灰岩の白い岩

    この辺りの川では、真っ白い石灰岩を沢山見ることができます。石灰岩は、サンゴなどの海洋生物の骨だそうです。(看板の写真を参照)川にある岩を観察すると、石灰岩が雨や川の流れなどによって浸食されている様子が見て取れます。

  • かじかの滝

    かじかの滝 かじかの滝へ向かう橋 かじかの滝 かじかの滝

    再び橋を渡ると、川の両岸の林が迫り、川幅も少し狭くなります。石畳の川沿いの道を進むと、ごうごうとした音と共にかじかの滝が見えて来ます。豊かな川の水は滑るように、平らな大きな岩の上を流れています。

    かじかの滝 かじかの滝へ向かう橋 かじかの滝 かじかの滝

    川底や周囲に見られる岩が、独特の形や色をしています。
    資料によると、この辺りの地層は、石灰石層にマグマが入り込み鉱床が生まれたところだそうです。川底にやや茶色いの部分は、そのなごりのようです。

  • つり橋と川沿いの道

    つり橋 山上川 山上川 きのこ きのこ きのこ きのこ

    再び、橋を渡ります。つり橋ですので少し揺れます。川沿いの道は、石畳で整備されています。
    周辺をよく見ると、小さなキノコがあちらこちらに見られました。赤い棒状のものは、ベニナギナタタケ。白い棒状のものは、シロソウメンタケ というようです。(他の物は、分かりません。洞川の山には、食べられるキノコも生えているそうですが、いい加減な知識では、絶対に手を出してはダメですよね!)

  • 毛又谷(げまただに)との交差し再び川沿いの道

    毛又橋

    毛又谷と交差する地点に出ます。舗装した道路(川上村高原方面へ向かう)ではなく、小さな橋を渡り、さらに山上川沿いの道を進みます。

    大峯奥駆道を望む説明 大峯奥駆道を望む

    この辺りからは、大峯奥駆道を望むことができたようですが、実際には木々が茂り、遠望が遮られていました。

  • 大峯(清浄)大橋

    大峯(清浄)大橋

    川沿いの自然道は、ここで終点です。記念碑や供養塔の立ち並ぶ場所を抜けると山上ヶ岳登山口の手前に出ます。(ここから上は、女人禁制となっています。)自然研究路は、大峯(清浄)大橋を渡り、舗装されたすずかけの道へと進みます。

    大峯(清浄)大橋

    大橋茶屋付近からは、大峯奥駆道を望むことが出来ました。
    (ここには、駐車場と綺麗なトイレが完備されています。)
    この後は、舗装されたすずかけの道を洞川街中へと戻ります。

  • すずかけの道をハイキング

    すずかけの道で見かけた蝶

    舗装されたすずかけの道を洞川の街中へ向かって戻ります。日ごろ見かけることのない種類の植物が、目を楽しませてくれます。

    すずかけの道で見かけた植物 すずかけの道で見かけた植物 すずかけの道で見かけた植物
  • 母公堂

    大原山の桜

    母公堂には、役行者の母親である白専女(シラトウメ)が祀られています。
    今から1300年前、大峯山系で修行をする役行者を気遣って会いに来た母親を守るための庵を建て「母公堂」と名付け、ここから奥は危険なため母親を守るために「女人入山禁止の結界門」を建てたとの謂れがあります。
    駐車場横から、かじかの滝へ降りることも出来ます。

  • ごろごろ水

    大原山の桜

    環境省名水百選に認定されている洞川湧水群の中の1か所が「ごろごろ水」です。道路向かいには「ごろごろ茶屋」(有料駐車場込)があり、炭酸カルシウムの良質な湧き水として、汲みに来れる方が絶えません。
    役行者が、修行の際この場所で水を飲まれ、洞窟の奥よりゴロゴロと小石が転がるような音を反響させて水が流れ湧き出る様から名付けられたという謂れがあります。

  • もう少し進むと、洞川温泉の街中に出ます。
    洞川自然研究路は、実際に歩いてみると、様々な美しい自然をたっぷりと味わうことが出来るおススメのコースです。体力に自信のない方でも、途中にエスケープルートがたくさんありますので、安心して歩けます。
    どうか、皆さんも廻ってみて下さい。(2019.09.06)

    天川村のウォーキングマップをダウンロード