洞川自然研究路ハイキングスタートです。今回は、洞川温泉センターの駐車場に車を止め、洞川八幡宮へと向かいます。 洞川八幡宮は、洞川地区の氏神様として親しまれ、毎年10月には盛大な秋祭りが行われるそうです。 境内には、杉やケヤキの大木が何本も見られます。(中には樹齢1000年を超えるものも。)背後に続く山の木立に包まれ、静かで神聖な趣に満ちていました。 → 「洞川八幡宮」をくわしく
面不動鍾乳洞方面へ向かうには、洞川八幡宮の横に駅がある「モノレール」を利用することも出来ますが、今回はやや急な斜面をくねくねと曲がりながら登りました。洞川自然研究路は、ここを一気に登ると、大原山から下るまで、比較的(あくまでも比較的ですが)アップダウンの少ないコースとなっています。4月下旬でしたので「ヒトリシズカ」がコース途中に見られました。
面不動鍾乳洞の展望台からは、洞川が一望できます。(写真は初秋の景色)→ 「面不動鍾乳洞からの眺め」をくわしく
自然研究路に進むと最初に美しい杉の林に出会います。杉の木には、手入れされた印が残っていました。
植林の森を抜けると次に出会うのは、トチノキやモミノキなどの大きな木の並ぶ林です。丁度、龍泉寺境内の背後にあたります。こういった森は、温帯林といい昔からの日本の植生を残したものだそうです。(看板を参照)
小さな花を付ける野草や苔に出会えました。
龍泉寺から大原山へ向かうには、かりがね橋を渡ります。谷に架けられたつり橋ですので、少し揺れますが、空から見る洞川の街並みが楽しめます。
かりがね橋へは、龍泉寺境内の奥より直接上ることもできます。
→ 「かりがね橋」をくわしく
かりがね橋を渡ると大原山です。面不動鍾乳洞から眺めたなだらかな山です。周りの木々は、明るい落葉樹になり、この日はミツバツツジが優しく迎えてくれました。
→ 「大原山展望台」をくわしく
大原山展望台を過ぎると桜や雑木の森です。
新緑と桜の美しさに目を奪われます。ふと足元を見ると、小さなすみれも咲いていました。
大原山の桜は、毎年4月下旬の前後が見頃だそうです。自然研究路は、一旦山を降りエコミュージアムの近くに到着します。麓から見上げる大原山は、まるで桜色のパッチワークのようで親しまれ。
この先の自然研究路は、蟷螂の岩屋に続きますが、今回はここで終えました。また、続きを歩いてみたいと思っています。(2019.04.28)