紀伊半島中央に位置する山岳地。近畿最高峰や水を生む神様が鎮座し、民衆を救う仏様の棲まう修験道発祥の地であり、聖なる山々・霊場として崇められてきた。また、南朝の仮御所(行宮)が置かれるなど、いにしえの日本の魂(こころ)を今に伝える地とされ、古来より数々の歴史上の有名人物が名を残し、心が還る=本来の自分を見つめ、そこにかえり、モノの始まり、また再起を促す場所とされ、今なお人々が訪れつづける村。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」(大峯奥駈道)吉野熊野国立公園・名水百選・水の郷など
古来より数々の歴史に登場する土地柄、山奥ながら都や要人の行き来も多く、質素な中にもこだわりをもち、おもてなしを続けてきた歴史・伝統は、ホンモノの技術を今に伝えます。
そのヒミツは、何と言っても寒暖の差にあり。西日本では最も寒い内陸型気候の地域として深い自然とそこに湧く清冽な水。この水で仕込んだものがうまくないわけがない。この恵まれた自然の条件は他所ではまねできない味となって現れます。